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手当て 2

2年前は詳しく書く気には成れませんでした。
回想になります・・・・

彼(ジャッキー)の最後を看取ってやることは出来ませんでした。
もう水も満足に飲めなくなっていました。

仕事に出る前にもう一度、体を擦ってやり、「行ってくるよ!」と・・・
後ろ髪を引かれながら自宅を後にしました。

 足の爪の付けねから細菌が入りました。

 体を動かせなくなり、寝返りも出来なくなりました。愕然としたのは、包帯と足の隙間から虫のようなものが見えたときです。何だろうと目をこらすと・・・ウジです。びっくりして包帯を急いでほどきました。ほどく度にバラバラと床にウジが落ちるではありませんか。腰が砕けそうになりました・・・涙が止まりませんでした。
想像だにしない事態になっていることを自覚しました。足を切り落としたら助からないだろうかと、真剣に思いました。後になって聞いた話ですが、動けなくなってしまったら蚊帳のようなもので虫除けをしてやらなければいけなかったそうです。

 夜は、一緒に居てやることができます。荒い息で苦しそうでしたが、擦ってやると幾分か楽になったようで、目を閉じていました・・・・

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